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中国による“米の知的財産侵害”調査を指示

2017年8月15日 7:06

 アメリカのトランプ大統領は14日、中国がアメリカの知的財産を侵害しているかどうか、制裁の発動も視野に入れた調査を始めるよう指示した。北朝鮮問題で積極的に対応するよう、中国に圧力をかける狙いもある。

 トランプ大統領「アメリカの技術の強制移転と知的財産の侵害に関して、中国の政策、慣習、行動を調査するよう通商代表部に指示した」

 この中で、トランプ大統領は、中国がアメリカ企業のIT技術など知的財産を侵害し、損害を与えていると強調した。その上で、関税の引き上げなど一方的な制裁を発動できる「通商法301条」の適用も視野に、USTR(=通商代表部)に対して調査を始めるよう指示した。

 トランプ大統領「“これは始まりにすぎない”ということを言っておこう」

 これには、北朝鮮問題で積極的に対応するよう、中国にさらなる圧力をかける狙いもある。

 中国側は14日、「貿易戦争に勝者はいない。お互いが倒れる」と反発。北朝鮮問題と関連づけていることについても「不適切だ」と不快感をあらわにしている。