１５日、関東地方では大気の状態が不安定になっていて、昼ごろから東京や神奈川などで局地的に非常に激しい雨が降った。

　午後１時半頃東京・北区で撮影された映像では、激しい雨の中、複数のマンホールから勢いよく水が噴き出している様子が記録されている。

　また、台東区のＪＲ御徒町駅では北口の屋根から雨漏りし、自動改札機が壊れる恐れがあったため、ブルーシートを張って対応した。同じ御徒町駅では、利用客がホームの屋根からも雨漏りする様子を撮影していた。

　東京都が設置した雨量計では、午後２時５０分までの１時間に東京・荒川区で、６６ミリの非常に激しい雨が観測されたという。

　夏休みの観光客で賑（にぎ）わう浅草では、雨の中、ウインドブレーカーを着て人力車を引く姿も見られた。一方、埼玉県でも昼前から午後にかけて激しい雨に見舞われ、草加市では駐輪場が冠水する被害があった。

　関東では、このあとも夜のはじめ頃にかけて１時間に６０ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。気象庁は河川の増水や低い土地の浸水などに警戒するよう呼び掛けている。