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終戦から72年 全国戦没者追悼式

2017年8月15日 14:21
終戦から72年 全国戦没者追悼式

 15日は72回目の終戦の日。日本武道館では全国戦没者追悼式が開かれ、天皇陛下は3年連続で「深い反省」という表現を使いお言葉を述べられた。

 式典では1分間の黙とうがささげられ、犠牲となった約310万人に哀悼の意が表された。

 天皇陛下「ここに過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対して、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」

 一方、戦没者遺族は高齢化が進み最年長の参列者は夫が沖縄で戦死した芹ヶ野春海さん(101)だった。

 芹ヶ野さん「戦争なんてイヤだもんね」

 芹ヶ野さんの息子・憲一さん(74)「母が元気でいる間にはなんとか、連れてきてお参りしたいと」

 今年の追悼式に参列した戦没者の妻は6人で過去最少。孫やひ孫世代の参列者が増えている。