野田総務相は１５日、靖国神社への参拝を見送った。内閣支持率の低下や北朝鮮をめぐる情勢が緊迫していることなどを理由に挙げた。

　野田総務相「国内外、大変な問題が山積する中、私の思いを優先させることなく、閣僚として与えられた仕事にまい進するために、靖国への参拝は行かないことを決めた」

　野田総務相はこれまで郵政相や消費者行政担当相に就任していた際、４回、終戦の日に靖国神社に参拝した。今年、参拝を見送ったことについて野田総務相は、内閣を立て直すための改造で起用されたことを「自覚しなくてはならない」などと説明した。真榊（まさかき）や玉串の奉納も行わない方針だという。