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大統領補佐官「事件はテロの一種」 米衝突

2017年8月14日 7:06

 アメリカ・バージニア州で白人至上主義者のデモと抗議する人々が衝突し1人が死亡した事件で、トランプ大統領の補佐官は13日、「事件はテロだ」と述べたほか、大統領の発言についても波紋が広がっている。

 バージニア州で12日に起きた衝突では、白人至上主義者に抗議する人々に車が突っ込み、女性(32)1人が死亡している。警察は車を運転していた男(20)を殺人などの疑いで逮捕しているが、この事件について、マクマスター大統領補佐官は13日、NBCテレビの番組で「事件はテロの一種だと言える」と述べた。

 また、FBI(=アメリカ連邦捜査局)も捜査に加わることを発表している。

 一方、この事件後にトランプ大統領が行った記者会見に批判が集まっている。

 トランプ大統領「さまざまな立場の人の憎悪と偏見、暴力を強く非難する」

 トランプ大統領は「さまざまな立場」との言い方で白人至上主義を直接非難することを避けたため、アメリカメディアや身内の共和党議員からも「不十分だ」と批判の声が出ている。