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緊急着陸ANA機 ダクト破損で気圧低下か

2017年8月13日 15:02
緊急着陸ANA機 ダクト破損で気圧低下か

 12日夜、羽田空港を離陸した直後の全日空機が緊急着陸したトラブルで、車輪を収納するスペースにあるダクトが壊れていたことがわかった。

 このトラブルは12日夜、羽田発─大阪・伊丹空港行きの全日空37便が、離陸して上昇していた際にコックピットに機内の気圧低下を示す警報が出たため羽田空港に引き返したもの。

 全日空が機体を調べたところ、車輪を収納するスペースにある空気が通るダクトが壊れていたことがわかった。この影響で、機内の空気が徐々に外に漏れ、緩やかに機内の気圧が低下していたとみられ、機内では機長の判断で酸素マスクを下ろしたという。

 このトラブルで乗客・乗員273人にケガはなかったが、2人が気分が悪いと訴えた。全日空は、ダクトが壊れた原因を詳しく調べている。