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米中首脳電話会談 習主席、米朝に自制要請

2017年8月12日 18:07

 アメリカのトランプ大統領は11日、北朝鮮がグアム周辺への弾道ミサイルの発射を計画していることについて、3度にわたって強く警告した。

 ティラーソン国務長官らとの協議後、トランプ大統領は「もしグアムに何か起きれば、北朝鮮は大きな大きな困難に直面することになる」などと述べ、北朝鮮に強く警告した。

 これに先立ちツイッターでも「軍事的解決の準備は完全に整っている」と述べ、記者にその意味を問われると「北朝鮮が私の発言の重大さを理解することを願う」とけん制した。

 こうした中、トランプ大統領は中国の習近平国家主席と電話会談した。ホワイトハウスによると両者は、朝鮮半島の非核化に向け連携していくことを確認。国連の新たな制裁決議が朝鮮半島の平和と安定のために重要な措置であるとの認識で一致したという。

 一方で、習主席は、「関係各国は情勢を悪化させる言動を控えるべき」と強調し、北朝鮮とアメリカに自制を求めた。