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「PAC3」島根、広島、愛媛、高知に展開

2017年8月12日 17:21
「PAC3」島根、広島、愛媛、高知に展開

 北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、防衛省は地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」を中国・四国地方に展開した。

 展開されたのは、弾道ミサイルが通過すると名指しされた島根、広島、高知、それに加えて愛媛県で、迎撃態勢が整えられた。

 岐阜の分屯地などから11日夜、大型車両に搭載され出発したPAC3は、島根県の出雲、広島県の海田市、愛媛県の松山、高知県の高知駐屯地にそれぞれ到着した。

 このうち松山駐屯地では12日午前6時15分ごろ、PAC3を載せた車両が次々と到着し、敷地内に入って行った。広島の海田市駐屯地に先頭車両が到着したのは午前11時半。午後にかけて続々と車両が到着し、敷地内で配備が進められた。

 高知駐屯地には午前3時ごろに車両が到着し、午前中には迎撃ミサイルの発射機が上空を向くなど態勢が整えられた。

 土佐市から来た男性「高知に配備してくれたということは、ある面ありがたい。感謝せにゃいかんという気がします」

 近所の人「小さい子供もいるので、身近なところだと怖いですね」

 防衛省は、日本海に展開しているイージス艦と合わせて北朝鮮のミサイルに対する迎撃態勢を整え、警戒する方針。