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日航機墜落「悲しさ変わらない」あす32年

2017年8月11日 21:43
日航機墜落「悲しさ変わらない」あす32年

 520人が亡くなった日航機墜落事故から12日で32年になる。墜落現場の群馬県上野村では、遺族らが犠牲者を悼み、灯籠流しを行った。

 32年前の1985年8月12日、羽田発大阪行きの日本航空123便のジャンボ機が群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落し、520人が亡くなった。

 9歳の息子を亡くした美谷島邦子さん(70)「忘れられていく速度もこれからもっと速くなるので、きちんとした伝え方、特に若い人や子どもたちにこの事故を伝えていくようにしていきたい」

 親族3人を亡くした男性「悲しさは変わらないなという部分はありますね。何年たっても同じ」

 父親を亡くした女性「さらに悲惨な事故が起きないための警鐘というか教訓になってくれるといいなというのがあるので」

 遺族らは11日夕方、墜落現場のふもとを流れる川で、亡くなった家族への思いや空の安全を願う気持ちを灯籠につづった。

 そして日航機が墜落した時刻の午後6時56分にあわせ、約300個の灯籠がひとつひとつ流された。事故から32年の12日、遺族らは御巣鷹の尾根にのぼり、慰霊を行う。