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“認可保留”加計側の責任者、改善策検討へ

2017年8月10日 11:54
“認可保留”加計側の責任者、改善策検討へ

 加計学園の獣医学部新設を審査していた文部科学省の審議会が9日、認可の判断を「保留」とする方針を決めたことに対し、加計学園側の新設計画の責任者が日本テレビの取材に応じ、計画の改善策を検討する考えを示した。

 加計学園の獣医学部新設が認可されれば獣医学部長に就任する予定の加計学園・新学部設置準備室長・吉川泰弘教授が、10日朝、日本テレビの取材に応じ、認可「保留」の判断に驚きを見せながらも、改めて来年4月の新設を目指す姿勢を示した。

 吉川泰弘教授「驚いていると同時に戸惑っている。(認可保留の方針決定について)指摘事項がリーズナブル(妥当)というか適正なものであれば対応する必要があるので、また検討していきたい」

 審議会ではこれまで、学生の実習計画や教員の数などについて不備を指摘する意見が出ていた。加計学園は文科省からの正式な連絡を待って改善策を示すとみられ、秋頃にも、再び審議会が認可の可否を判断する見通し。