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民進、稲田氏と省幹部“会合”出席者追及

2017年8月10日 15:45
民進、稲田氏と省幹部“会合”出席者追及

 国会では南スーダンに派遣されていた自衛隊の日報問題をめぐる閉会中審査が行われている。民進党は、焦点となっている稲田元防衛相の関与について追及した。

 民進党の福山議員は、今年2月に稲田元防衛相と防衛省幹部が開いた会合の出席者に状況を説明するよう求めた。

 民進党・福山哲郎議員「あなたが発言をされたかどうかの事実関係、イエスかノーかでお答えください」

 前防衛省統幕総括官・辰己昌良氏「私自身はこの日のことについて、監察に対して真摯(しんし)に知っていることをお答えしております。これ以上の話は申し上げることは差し控えたいと、そう思っております」

 民進党・福山哲郎議員「なんで差し控えるんですか。言ったか言わないかですよ」

 これに対し防衛省側は、すでに特別防衛監察に報告していると述べるにとどめた。さらに民進党は稲田元防衛相の出席や関与についての追加調査を求めたが、小野寺防衛相は追加の調査の必要はないとの認識を示した。

 また、小野寺防衛相は審議の中で、防衛相就任後に稲田元防衛相に電話し、特別防衛監察の報告書の内容について間違いがないことを確認したと明らかにした。

 小野寺防衛相はさらに今回の問題について、「情報公開の重要性に対する認識が十分ではなかった」として再発防止を徹底する考えを示した。