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韓国“竹島記載”防衛白書「意味ない主張」

2017年8月8日 21:09

 日本の防衛白書に中国と韓国が反発している。

 中国の王毅外相は8日、中国の海洋進出に懸念を示した防衛白書について「古い論調を繰り返しただけだ」と批判した。

 また、中国の国営メディアは、防衛白書の大部分を中国批判にあてているとして猛反発している。国営新華社通信は、「東シナ海と南シナ海での中国の合法的な海洋活動を、威圧的な現状変更の試みと中傷している」と指摘。「安倍政権は、軍拡の言い訳として中国脅威論を騒ぎ立てている」とする専門家の分析なども紹介している。

 一方、防衛白書で、日本と韓国が領有権を主張する島根県の竹島が例年通り「わが国固有の領土」と記されたことについて、韓国の外務省は8日午後、韓国・ソウルの日本大使館の公使を呼んで抗議した。

 韓国の外務省副報道官は「意味のない主張を繰り返すことは、未来志向の日韓関係のためにならないことを日本政府は自覚すべき」として記述の撤回を求めた。