日本版GPS人工衛星「みちびき4号」公開
カーナビやスマートフォンに正確な位置情報を知らせる「日本版GPS」とも言われる人工衛星「みちびき4号」が8日、報道陣に公開された。
8日に初めて公開された「みちびき4号」。高さは約6メートル、太陽パネルを広げると全長は19メートルにもなるという。
みちびきはカーナビやスマートフォンなどに位置情報を知らせるほか、災害時の安否確認メールなどを送受信する役割を担っている。
アメリカの衛星を利用したGPSシステムが24時間絶え間なく位置情報を提供するためには、みちびきが4機必要となる。11日には種子島宇宙センターからみちびき3号機の打ち上げが予定されている。
今年度中に4機めの打ち上げにも成功すれば、世界に先駆けて数センチ単位の精密な位置情報を知らせることができるようになり、将来的にクルマの自動運転などへの活用が期待されている。