×

サムスン“事実上トップ”に懲役12年求刑

2017年8月7日 21:09

 韓国・朴槿恵前大統領の一連の贈収賄事件の裁判で、特別検察官は、韓国最大の財閥・サムスングループの事実上のトップに懲役12年を求刑した。

 韓国・サムスン電子の副会長・李在鎔被告は、グループ内の企業合併に朴政権が協力した見返りに、朴前大統領やその友人の崔順実被告らに対して日本円で42億円の賄賂を贈った贈賄などの罪に問われている。

 特別検察官は7日の法廷で、「李被告は権力と癒着して利益を追求する財閥の総帥で、全く反省しておらず、事件の実態解明を望む国民の念願まで妨げている」として、懲役12年を求刑した。

 一方、李被告は「自らの利益のために大統領に何かを頼んだり期待したりしたことは決してない」と起訴内容を全て否認した。

 判決は今月25日に言い渡される予定。