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台湾・高雄市長、「八王子まつり」に参加

2017年8月6日 1:48

 東京・八王子市で開かれているお祭りに、市と交流する台湾第2の都市・高雄の高校生らが参加し、創作舞踊を披露した。祭りに参加した高雄市長は、日本と台湾の友好関係の大切さを訴えた。

 カラフルな衣装に身を包み、武術と台湾の伝統舞踊を組み合わせた舞を披露するのは、台湾・高雄の高校生。6日まで開かれる「八王子まつり」に、高雄から2つのチームが参加した。高雄の陳菊市長も見守る中、現地のゆるキャラ10体によるダンスなども披露された。

 記者の取材に答えた陳氏は、日本と台湾の関係について「近所のお隣さんのような友好関係」だと評価した。

 一方、独立志向の強い民進党の蔡英文政権発足以降、台湾への圧力を強める中国については、「制度として、意思疎通ができるルートが必要」と、対話を呼びかけた。

 台湾・高雄市 陳菊市長「中国は台湾の現政権にさまざまな異議があるようだが、台湾側は、コミュニケーションや交流が重要だということを理解している」

 陳氏は民進党の重鎮で、台湾メディアからは首相にあたる次の行政院長候補としても注目されている。