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交際男性を自殺に追い込む 女に有罪

2017年8月4日 15:49

 スマートフォンで自殺を迫るメッセージを送り、交際相手の男性を自殺に追い込んだとして、当時17歳の少女が逮捕され、アメリカ社会に衝撃を与えた事件で、マサチューセッツ州の裁判所は3日、この女に懲役2年6か月の判決を言い渡した。

 この事件は2014年、アメリカ・マサチューセッツ州でうつ状態に悩んでいたコンラッド・ロイさん(当時18)が自殺したもの。ロイさんのスマートフォンからは交際していた当時17歳のミシェル・カーター被告による「いつ自殺するの?」「きょうやらなきゃダメ」といった自殺を迫るような数百のメッセージが見つかっていた。

 マサチューセッツ州には自殺ほう助の罪がないため、検察は現場にいなかったカーター被告を過失致死の罪で起訴し、懲役7~12年を求刑。これに対し、裁判所は3日、「更生と刑罰のバランスを図る必要がある」としてカーター被告に懲役2年6か月の有罪判決を言い渡した。