２日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は２万２０００ドルの大台を初めて突破して取引を終えた。ＩＴ企業・アップルの決算発表の好調さが要因だが、トランプ大統領は自らの成果だと強調している。

　２日のダウ平均株価は、前の日の終値から５２ドル３２セント値を上げ、２万２０１６ドル２４セントで取引を終えた。６営業日連続で最高値を更新し、２万２０００ドルの大台を突破したのは初めて。前日の取引終了後に発表されたアップルの決算が好調だったことが相場全体を押し上げた。

　トランプ大統領「きょう市場は最高値を更新した。アメリカは頑張っている。工場はアメリカに戻ってくるし、我々は再び国内での生産を増やす」

　トランプ大統領は株式市場の好調さは自らの成果だと強調した。一方、市場関係者は「相場を押し上げたのはアップルで、トランプ政権が掲げる減税政策などへの期待感はむしろ下がっている」と話している。