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“制裁強化法案”署名にロシアで反発強まる

2017年8月3日 6:57

 アメリカのトランプ大統領がロシアへの制裁を強化する法案に署名したことを受けて、ロシア外務省が2日、遺憾の意を示すなど、ロシアでは反発が強まっている。

 ロシア外務省は2日、声明を発表し、トランプ大統領の署名による法案の成立について、「遺憾だ」とした上で、「ロシアは脅迫と圧力を受けても、方針を変えないことを理解するべきだ」と強調した。

 また、メドベージェフ首相が自身のツイッターに、「関係改善の希望がついえた」と書き込むなど、ロシアでは反発が強まっている。

 ただ、ペスコフ大統領報道官は、「すでに対抗措置は取った」と、現時点で新たな対抗措置は取らない考えを示していて、署名への反発を強める一方で、関係改善の余地を残しておきたい思惑があるとみられる。