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自民党新執行部が発足 政調会長に岸田氏

2017年8月3日 12:49
自民党新執行部が発足 政調会長に岸田氏

 自民党本部では岸田政調会長など新しい執行部が3日午前に発足した。自民党本部から天野裕貴記者が伝える。

 安倍首相は政権を取り巻く厳しい状況を新体制で乗り切っていきたいとして結束を呼びかけた。

 安倍首相「私自身、至らない点があり、こうした状況を招いたこと、深く反省をしているところでございます。政権を奪還した2012年、4年半前のあの時の初心に戻り、みなさまと一致結束して前進して参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます」

 自民党の新執行部は、政調会長に外相を務めた岸田氏、総務会長には竹下前国対委員長が就任した。また幹事長の記者会見などに立ち合う筆頭副幹事長には小泉進次郎議員を起用し、党のイメージアップを狙う。

 岸田政調会長「党においてしっかりとこの仕事をし、安倍内閣をしっかり支えていきたい」

 岸田氏は今回、強い希望で政調会長に就任した。ポスト安倍に向けて党内の基盤を強化する狙いもある。

 自民党は来年9月に総裁選挙を控えており、支持率の低迷が続けば前回に続いて入閣しなかった石破前地方創生担当相などポスト安倍をめぐる動きが活発化する可能性もある。新執行部が党内の結束を保つことができるのかが焦点となる。