米議会上院 新FBI長官にレイ氏を承認
アメリカ議会上院は1日、トランプ大統領に解任されたFBI(=連邦捜査局)のコミー前長官の後任として、クリストファー・レイ氏を承認した。
アメリカ議会上院は賛成92票、反対5票の圧倒的多数でレイ氏を新たなFBI長官に承認した。レイ氏は、トランプ大統領の盟友であるニュージャージー州知事の個人弁護士をつとめた他、司法省で次官補をつとめた経験がある。
レイ氏は先月、承認に向けた公聴会で、トランプ陣営とロシアをめぐる疑惑を捜査するミュラー特別検察官に協力する姿勢を示し、FBIの独立性を保つため、政権の誰にも忠誠を誓わない考えを明らかにしていた。
FBI長官は、ロシア疑惑を捜査していたコミー前長官がトランプ大統領に解任され、空席となっていた。今後は、レイ氏率いるFBIが政権からの独立性を保てるかが焦点となる。