「逮捕時は手荒でもよい」トランプ氏に批判
アメリカ・トランプ大統領の発言が、また物議を醸している。「容疑者の逮捕時は手荒になってもよい」との趣旨の発言に、警察関連機関のトップなどから批判の声があがっている。
問題の発言は先週、ギャングの取り締まりに関する演説の中で飛び出した。
トランプ大統領「そんなに親切にすることはない。人を殺してきたようなやつらを車に押し込む時、手を添えて頭が当たらないようにすることがある。そんな手はどけていいんだ」
これに対しDEA(=麻薬取締局)のトップは「逮捕者の扱いにおいて警察の不正行為を容認するものだ」などと大統領の発言を批判するメールを職員に送った。アメリカでは、警察による暴力や行き過ぎた取り締まりの手法が問題となっている。
ホワイトハウスのサンダース報道官は1日、「あれは単なるジョークだ。何でもないことに大騒ぎしすぎだ」と釈明に追われた。