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環境省など「ヒアリ調査」全国68港に拡大

2017年8月2日 14:29
環境省など「ヒアリ調査」全国68港に拡大

 強い毒を持つ外来種のヒアリについて、環境省などは2日から対象を全国68の港に拡大し、大規模な調査を開始した。

 初日の調査は横浜港の中にある公園で行われ、専門業者による目視調査に加えワナが設置された。目視調査ではヒアリは見つからなかった。

 環境省などは2日から調査対象を中国・台湾などからの定期コンテナ航路がある全国68の港に拡大していて、今月、来月、再来月と3回の調査を実施する予定。

 ヒアリが見つかった場合には毒入りのエサをまくことにしていて、エサは既に全ての港に配布済みだという。

 ヒアリはこれまでに国内10か所で見つかっているが、一旦繁殖すると駆除が難しいため環境省などでは水際での対策を強化している。