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【内閣改造】調整大詰め…ここまでを整理

2017年8月2日 23:40
【内閣改造】調整大詰め…ここまでを整理

 内閣改造を3日に控え、人事の調整が大詰めを迎えている。これまでにわかっている改造内閣の顔ぶれを整理する。

【留任・再入閣】
 19人の閣僚のうち、麻生財務相や菅官房長官ら5人が留任する。加藤勝信1億総活躍担当相も、何らかのポストで閣内に残ることが固まった。

 そのほか、13人のうち7人が閣僚経験者の再入閣で、堅実さを重視した布陣。


【注目】
 日報問題に揺れた防衛省・自衛隊の立て直しは、防衛相経験者の小野寺氏に託される。

 また、加計学園問題への対応などを見据え、文科相には3つの閣僚ポストを歴任した政策通のベテラン・林芳正氏を起用する方針。

 経済再生・人づくり担当相として茂木政調会長、注目のポスト・外相には河野太郎氏が内定した。


【女性閣僚】
 女性閣僚としては2人の入閣が固まった。注目は野田聖子氏。前回の総裁選挙で出馬を目指すなど安倍首相とは距離を置いてきたが、挙党態勢をアピールするため、総務相に起用されることが内定した。上川陽子氏は、2度目となる法相に起用。


【初入閣】
 初入閣は、沖縄・北方担当相への起用が固まった江崎鉄磨氏や、国家公安委員長に内定した小此木八郎氏ら6人。


【石破氏、小泉氏は…】
 処遇が注目されていた小泉進次郎農林部会長、さらに、石破前地方創生担当相は入閣しないことになった。


【党役員人事】
 一方、自民党の役員人事では、二階幹事長が留任。4年7か月にわたり外相をつとめてきた岸田氏は政調会長に、総務会長には竹下亘氏が内定した。