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内閣改造 防衛相に小野寺元防衛相が内定

2017年8月1日 22:05
内閣改造 防衛相に小野寺元防衛相が内定

 内閣改造を3日に控え調整が本格化している。日報問題で混乱した防衛省の立て直しに向けて小野寺元防衛相の防衛相への起用が内定した。

 防衛省は南スーダンに派遣されていた自衛隊の日報問題をめぐり隠蔽(いんぺい)体質が指摘されたほか、情報の内部リークが相次ぐなど閣僚によるシビリアンコントロールが利いているのか疑われる事態に陥っていた。そうした状態から組織を立て直すため安倍首相は第二次安倍内閣で防衛相を勤めた小野寺元防衛相を再び防衛相に起用する方針を固めた。

 また、安倍首相はこれまでに茂木政調会長を重要閣僚で起用する方針を固めている。

 一方、挙党態勢を構築するため、前回の総裁選挙で出馬を目指すなど安倍首相と距離を置いてきた野田聖子元総務会長の起用も検討している。また、参議院の松山国会対策委員長の入閣も固まった。吉野復興担当相は留任する方向。