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“燃料デブリ”取り出し 方針案が明らかに

2017年7月31日 18:19
“燃料デブリ”取り出し 方針案が明らかに

 福島第一原発の燃料デブリを取り出す方針案が明らかになった。

 国は31日、福島で行った会議で、福島第一原発の燃料デブリの取り出し作業を、格納容器の横側からロボットハンドを挿入し、取り出す方針案を示した。格納容器の底にたまった燃料デブリから取り出すという。

 原子炉の廃炉作業は、安全のため水で満たして行うのが原則だが、格納容器に多くの穴が開いていることなどから、空気中で行うという。

 こうした作業を空気中で行うのは、国際的にも前例がなく安全確保が焦点になるが、9月にも正式決定される予定。