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闇夜を上昇…朝鮮中央テレビが発射映像放送

2017年7月29日 15:32

 北朝鮮の国営テレビは28日深夜のミサイル発射について、ICBM(=大陸間弾道ミサイル)の2回目の発射実験に成功したとして、その映像を放送した。

 日本時間29日午後1時頃の朝鮮中央テレビの映像では、弾道ミサイルが炎を噴き出しながら闇夜を上昇する様子が複数のカメラで捉えられている。ミサイルの移動式発射台の横には金正恩委員長の姿がある。発射後は周囲と固く手を取り合い、満面の笑みで発射の成功を喜んだ。

 朝鮮中央テレビは今回の発射について、今月4日に続くICBM「火星14型」の2回目の発射実験で、最大射程の確認などの目的で行われたと伝えた。高度は前回よりも900キロあまり高い3725キロまで達し、発射は完全な大成功と主張。

 金委員長は「アメリカ本土全域が射程にあることが立証された」と述べ、「任意の場所と時間にICBMを不意打ちで発射する能力が誇示された」として奇襲能力を強調した。