韓国軍と在韓アメリカ軍は２９日早朝、北朝鮮への対抗措置として弾道ミサイルの発射演習を行い、映像を公開した。

　弾道ミサイルの発射演習は、２９日午前５時４５分に、韓国東部の海岸で行われた。韓国軍は「敵の指導部を精密攻撃する能力を再確認した」とした上で、「軍事挑発には直ちに反撃する」として、北朝鮮の発射からわずか６時間後に演習を行った点を強調した。

　一方、アメリカのトランプ大統領は２８日、「今回の発射は北朝鮮をさらに孤立させ、経済を弱体化させるもので、アメリカは国土の安全と同盟国の防衛のため、すべての必要な措置をとる」との声明を出した。

　また、韓国の宋永武国防相は２９日朝、北朝鮮が、韓国が提案していた軍事会談には反応を示さないまま、軍事挑発に踏み切ったことを強く非難した。

　宋国防相「南北間の軍事的緊張緩和のための韓国政府と国際社会の期待を裏切る無謀な行為として、強力に糾弾する」