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北のミサイル 高度3000キロ超か

2017年7月29日 2:04

 28日午後11時42分ごろ、北朝鮮中部より弾道ミサイルが発射された。45分程度飛び、日本海の排他的経済水域(=EEZ)内に落下したとみられる。航空機や船舶への被害は確認されていないという。

 菅官房長官は29日未明、会見を開き、28日午後11時42分ごろ、北朝鮮中部より弾道ミサイルが発射され、45分程度飛び、日本海の排他的経済水域内に落下したとみられると発表した。航空機や船舶への被害は確認されていないという。

 防衛省関係者によると、今回、発射されたミサイルは、北朝鮮から約950キロ飛び、北海道の奥尻島の北西150キロの日本の排他的経済水域内に着水したという。約45分間飛び、高度は3000キロを超えているという。

 菅官房長官は会見で「北朝鮮による度重なる挑発行為を断じて容認できず、北朝鮮に対し、厳重に抗議を行い、もっとも強い表現で非難した」と述べた。

 防衛省幹部によると、今回のミサイルは、前回、今月4日に発射されたミサイルと似た軌道と飛翔時間だという。通常よりも高い高度に打ち上げるロフテッド軌道の可能性が高いという。