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エルサレム「聖地」で衝突 100人超ケガ

2017年7月28日 15:37

 中東エルサレムにあるイスラム教とユダヤ教の聖地をめぐる緊張状態は依然収まりをみせていない。27日も衝突が起き、パレスチナ人ら100人以上がケガをした。

 エルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地「ハラム・アッシャリフ」はユダヤ教では「神殿の丘」と呼ぶ聖地で、27日、礼拝に向かうパレスチナ人らとイスラエルの治安部隊が衝突した。現地のメディアによると、100人以上がケガをした。

 イスラエル側が金属探知機や柵などを撤去したため、パレスチナ人らはこの日、聖地内にあるアルアクサモスクでの礼拝を再開する予定だったが、結局、入ることができず外で礼拝を行った。

 28日は金曜日でパレスチナ人らが集団礼拝を行うため、先週に続き大規模な衝突が懸念されている。