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有効求人倍率 3か月連続“バブル期超え”

2017年7月28日 10:38
有効求人倍率 3か月連続“バブル期超え”

 6月の有効求人倍率は、1.51倍と前の月よりさらに上昇した。特に正社員については調査開始以来、初めて1倍を超えた。

 仕事を探す人1人に対し求人がいくつあるかを示す6月の有効求人倍率は、前の月よりも0.02ポイント上昇し、1.51倍で、43年4か月ぶりの高水準。4月から3か月連続でバブル期のピークを超えている。

 また、正社員に限っての有効求人倍率は1.01倍と、2004年の調査開始以来、初めて1倍を上回った。厚労省は、人手不足で労働者にとって求人の条件が良くなっているためとしている。産業別では自動車の生産が好調で、製造業の新規求人が前の年の同じ月に比べ14.2%増加している。

 一方、6月の完全失業率は2.8%で、前の月から0.3ポイント改善した。