民進党・蓮舫代表の突然の辞任表明から一夜明け、民進党では代表選挙に向けた動きが早くも活発化している。

　代表選に向けて枝野元官房長官と前原元外相が早速動き出し、それぞれ周辺に出馬への意欲を示している。

　枝野元官房長官は、周辺に対して「しばらくおとなしくしていたが民進党の再生に向けて今回の代表選には出馬したい」と意欲を示している。２８日朝は政策の方向性が近い赤松前衆議院副議長と会談し、代表選に向けた対応を協議したものとみられる。

　一方、前原元外相も２７日、立候補に意欲を示している。

　前原元外相「もちろん１年前には代表選に出たわけですので、それは自分自身はやれるという思いで出ました。負けましたけども、その思いは変わっていません」

　また前原元外相が率いる議員グループは２７日夜、会合を開き「どのような決断でも前原元外相を支える」ことを確認したという。

　一方、前回の代表選に出馬した玉木幹事長代理も出馬を模索している。

　玉木幹事長代理「今の時点では白紙なので、まずはよく仲間と相談していきたい」

　民進党は党員やサポーターも参加する形で代表選を行い、秋の臨時国会の前に新たな執行部を発足させる方針。また、２８日、臨時の執行役員会を開いて選挙日程や実施方法などを検討することにしている。