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北ミサイル 韓国軍「差し迫った兆候ない」

2017年7月27日 12:00

 27日は朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた日で、北朝鮮では戦勝記念日とされ弾道ミサイル発射の可能性が指摘されている。ソウルから藤田賢治記者が中継で伝える。

 現在までミサイルは発射されていない。発射準備ととれる動きがあったとされる地域は27日、天候が悪く発射のための気象条件は良くない。

 韓国軍は午前の会見で、差し迫った兆候はないものの警戒を続けるとした。朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた27日は、北朝鮮では戦勝記念日とされる。平壌で勝利を祝う大会が開催される中、西部の亀城では新たな弾道ミサイル発射実験の準備ととれる動きが報じられ、北朝鮮が発射を強行するか各国は警戒を強めている。ただ、亀城付近は27日、一日曇りとみられ発射のための気象条件は良くない。

 韓国紙の東亜日報は27日朝、政府筋の話として「アメリカの衛星が亀城で金正恩委員長の車両を捉えた」とした上で「本人の姿は確認しておらず、監視を混乱させる偽装工作の可能性もある」と伝えている。

 一方、韓国側は27日を南北対話を促す機会と位置づけていた。27日を機に南北軍事境界線での敵対行為を互いに中止することを目ざし北朝鮮側に軍事会談を提案していた。10日たっても回答がないままだが、国防省は27日午前、今後も対話の意思に変わりはないとした。