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猫にかまれ…マダニ媒介の感染症で女性死亡

2017年7月25日 1:46
猫にかまれ…マダニ媒介の感染症で女性死亡

 去年、野良猫にかまれた女性が、「マダニ」が媒介するウイルス性の病気にかかり、亡くなっていたことがわかった。この病気で、ほ乳類からヒトへの感染が確認されたのは初めて。

 厚労省などによると、亡くなったのは西日本に住む50歳代の女性で、去年の夏ごろ、弱った野良猫を病院に連れて行こうとして、手をかまれたという。女性はSFTS(=重症熱性血小板減少症候群)を発症し、その約10日後、亡くなったという。厚労省は猫から感染したとみていて、ほ乳類からヒトへの感染を確認したのは初めて。

 SFTSは、一般的にはウイルスを持つマダニにかまれて発症するもので、国内では、これまでに266人の患者が報告されていて、致死率は20%とされている。SFTSを発症したペットの猫や犬も確認されたとして、厚労省は注意を呼びかけている。