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ふるさと納税返礼品“真珠”取りやめへ

2017年7月24日 19:17
ふるさと納税返礼品“真珠”取りやめへ

 真珠の産地として知られる三重県の志摩市と鳥羽市が、「真珠製品」をふるさと納税の「返礼品」にすることを取りやめる方針を固めた。

 返礼品の真珠製品をめぐっては、「資産性の高い宝飾品にあたる」として、総務省から今年5月、志摩市と鳥羽市に対して、見直しを求める要請があった。

 両市はこれまで「地域特有の水産品」などとして継続したい意向を示してきたが、国からの引き続きの要請を受け、今年秋をめどに取りやめる方針を固めた。

 2016年度のふるさと納税寄付額は、志摩市で約7億8700万円、鳥羽市で約5億4700万円で、返礼品として真珠製品を希望する寄付は、いずれの市でも2割~3割を占め人気だった。今後は、代わりの返礼品として真珠養殖体験や真珠のアクセサリー作りなどを検討しているという。