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1月前に知ってたら辞任か~民進が首相追及

2017年7月24日 16:38
1月前に知ってたら辞任か~民進が首相追及

 加計学園の問題などをめぐる集中審議で、民進党は、安倍首相が加計学園による獣医学部新設の申請を知ったのは「今年1月20日」と答弁したことに疑問を呈した上で「それ以前に知っていたなら総理を辞任するか」とただした。

 民進党の玉木議員は何度も食事やゴルフをする仲で今年1月以前に知らないのは考えられないと追及した。

 民進党・玉木議員「今年の1月20日になるまで加計学園が、加計理事長が、特区で獣医学部をつくりたいという意図を持っていたことも知らなかったということでよろしいですか」

 安倍首相「それはその通りでございます。いわば数十の構造改革特区があるわけでございまして、そのうちの1人、1つでございますので、この件については、説明を受けていないと」

 玉木議員「10何回ゴルフ、食事をして、全くその話が出ないというのは、テレビをご覧の皆さんも、本当かねぇと思っていると思いますよ。総理が知っていたということが、何らかの形でわかったら、責任をとって辞任されますか」

 安倍首相「知っていようが知っていまいが、私は便宜を図るということはないわけでありますし、私はここで正直に申し上げており、その上において総理大臣としての職責を今後も果たしていきたいと考えているところです」

 また、廃棄されたとしていた南スーダンに派遣されていた部隊の日報が陸上自衛隊に保管されていた事実について、共産党の笠井議員が「この問題について大臣が報告を求めない方がおかしい」とただしたが、稲田防衛相は「私は報告を受ければ必ず公表すべしという考えで非公表を了承することはありえない」と主張した。安倍首相は、野党側が求めている内閣改造前の稲田防衛相の罷免は拒否した。