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獣医師連盟幹部が主張修正

2017年7月23日 6:40
獣医師連盟幹部が主張修正

 加計学園の獣医学部新設をめぐって、山本地方創生相と主張が対立している日本獣医師連盟の幹部が、これまでの主張を修正し、山本大臣は加計学園のほかにも『京都などが続く』と発言したとの認識を示した。

 今月20日、獣医師連盟が明らかにした面会記録によると、山本大臣は加計学園の学部新設が決まる2か月前に獣医師会の幹部らと面会し、「加計学園」と具体的に言及して四国に獣医学部を新設する方針を伝えていたとされている。

 一方、山本大臣は「私からは『京都もあり得る』と発言した」と反論したが、日本獣医師連盟の北村直人委員長は、「『京都』という言葉は議事録に記載がない」として、双方の主張が真っ向から対立していた。

 これについて北村委員長は22日、日本テレビの取材に対し、これまでの主張を修正し、「議事録を改めて確認したところ、山本大臣は、『放っておくと京都などが続く』と発言している」と説明した。

 しかし、北村委員長は、当時のやりとりから「大臣が当時から加計ありきであったとの認識は変わらない」と主張している。

 北村委員長は、国会に求められれば、24日、25日の集中審議の参考人招致に応じる意向で、新たに面会内容の一部を公表し、山本大臣の主張に反論したいという。

 ただ、国会は、北村委員長以外の獣医師会関係者を招致する可能性もあり、実現するかは不透明。