×

福島3号機 “燃料デブリ”厚さ1m堆積

2017年7月23日 0:57
福島3号機 “燃料デブリ”厚さ1m堆積

 福島第一原発3号機で、22日、調査ロボットが原子炉格納容器の底まで初めて進入し、溶け落ちた核燃料=燃料デブリとみられる物体が1メートルほどの厚さで堆積している様子を捉えた。

 22日夜に東京電力が公開した格納容器の底の中央付近を真上から撮影した写真では、燃料デブリとみられるものがゴツゴツとした岩のように堆積している様子が確認できる。

 また、周辺部では表面がざらざらした堆積物を確認できるが、これも燃料デブリの可能性があるとみられている。

 調査ロボットが格納容器の底まで進入できたのは今回初めてで、堆積物が1メートルほどの厚さで積もっていたという。

 東電の会見「(今回の)画像を解析して、具体的にどうやって(燃料デブリを)とっていくのかなというところにも十分使っていただける情報になるのかなと、我々の方も期待しております」

 3号機での調査は22日で終了し、東電などは得られた情報を分析し、今後の燃料デブリ取り出しに生かしたいとしている。