劉氏悼み…ノーベル賞マララさん、中国批判
ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんは18日、中国の民主活動家・劉暁波氏の死去について「国家が表現や言論の自由を否定するのは悲しいことだ」と述べ、中国政府の対応を批判した。
マララさんは教育の重要性を訴えるため、この日、アフリカのナイジェリアを訪問していた。
マララさん「劉暁波氏はノーベル平和賞の授賞式に出席できなかった数少ない受賞者のうちの一人です。国民の表現や言論の自由を国家が否定するのは悲しいことです。これらはすべての国が尊重すべきことです」
マララさんはインタビューでこのように述べ、自らと同じくノーベル平和賞を受賞した劉氏の死を悼むとともに、中国政府の対応を批判した。その上で「人々が劉氏の行いから教訓を得て、自由と人権と平等のために戦うよう望んでいる」と呼びかけた。