警視庁、東京競馬場でテロ対策訓練
警視庁は20日、競馬場で機関銃と化学剤を持ったテロリストが観客を人質にとったという想定でテロ対策訓練を行った。
訓練は、東京・府中市の東京競馬場で行われ、府中警察署や機動隊の銃器対策部隊など約140人が参加した。
手荷物検査で、競馬場職員がテロリストが隠し持つ化学剤を発見。すぐに通報するが、テロリストは機関銃を突きつけ、女性を人質にとる。その後、現場に急行した銃器対策部隊がテロリストを狙撃し、制圧。化学剤はNBC(=核・生物・化学)テロ捜査隊によって回収された。
警視庁は、3年後の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、観光客などが多く集まる繁華街やコンサート会場といった、いわゆる「ソフトターゲット」を標的としたテロの対処能力を強化したいとしている。