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聖火リレー出発地、2案で検討 沖縄か宮城

2017年7月20日 12:59
聖火リレー出発地、2案で検討 沖縄か宮城

 2020年東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーで、大会組織委員会が沖縄県か宮城県からスタートするルートを検討していることが分かった。

 関係者によると、まず、聖火の点火場所については、新国立競技場、皇居、宮城県石巻市などを検討している。そしてルートは沖縄県を出発するか、宮城県からか、の2つの案を考えているという。

 沖縄ルートでは、日本海側を北上して北海道まで行った後、東北の被災地を南下して東京に入るもので、桜前線と共に北上し梅雨を避けるメリットがある。

 宮城ルートでは、一度、北海道まで行った後、沖縄まで南下し、再び東京に北上してくるもので、復興五輪をアピールできる一方、北海道はまだ雪のシーズンではないかなどの懸念があるという。

 また、日数については、開催都市の東京都は15日から20日程度、東日本大震災などの被災地は3日以上、その他の各都道府県は2日間を想定しており、全体で120から130日ほどかけてすべての都道府県を回りたい考え。

 組織委員会では、今月27日の全国知事会議でこの聖火リレーのコンセプトを説明し、各自治体に実行委員会の設置を要請することにしている。