×

韓国外相“日韓合意”交渉過程を検証の意向

2017年7月19日 16:15

 韓国の康京和外相は、2015年の慰安婦問題をめぐる日本と韓国の合意について、その交渉過程を検証する意向を明らかにし、結果次第では再交渉も「1つの選択肢になり得る」との考えを示した。

 康外相は19日付の「中央日報」のインタビューで、慰安婦問題をめぐる合意について「被害者を中心に問題が解決されるべきなのにそれが十分でなかった印象を受けている」と述べ、今後、交渉過程を検証するチームを作る意向を明らかにした。

 合意内容に「最終的かつ不可逆的な解決」という表現が盛り込まれた経緯などを調べる考えで、調査結果によっては再交渉も「1つの選択肢になり得る」としている。

 文在寅大統領は、今月7日の日韓首脳会談で、合意について「国民の大多数が受け入れていないのが現実で、両国が共同で努力して解決していかなければならない」との立場を示している。