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「便器にゴミ…」富士山のマナー違反に困惑

2017年7月17日 19:02
「便器にゴミ…」富士山のマナー違反に困惑

 夏の登山シーズンを迎えた富士山。外国人登山客も増加する中で、トイレのマナーをめぐって、一部で困惑も広がっている。


■年間約25万人が登山に訪れる富士山。外国人登山客も増加し、その割合は全体の8.7%を占めている。

■しかし、今、トイレの使い方が問題となっている。

■富士山ではゴミはすべて持ち帰るのがルールだが、トイレの便器にゴミを捨て、流す人がいるという。ひどい例では、ペットボトルをつぶして流す場合もあるという。

■知識不足や文化の違いなどから外国人登山客のマナー違反が目立つという。

■静岡県では、今シーズンから英語や中国語など6か国語で書かれたトイレのマナーシートを5合目以上のすべての山小屋に配布している。

■ただ、取材をしてみると、マナーを理解している外国人も多くみられた。

■「トイレでチップを払うことは、山をキレイに維持するためにも必要だと思う(デンマークからの登山客)」「ゴミはすべて自分の荷物に入れて持ち帰っています(ドイツからの登山客)」

■啓発活動の強化はマナー向上につながるのだろうか。