強い毒を持つ「ヒアリ」が、茨城県内でも新たに見つかった。台湾から運ばれたコンテナの中で発見されたという。

　環境省などによると、ヒアリが見つかったのは茨城県常陸太田市の工業団地で、今月１２日、２つのコンテナから見つかったアリ２４匹がヒアリだと確認されたという。ヒアリはコンテナ内の荷物を包んでいたビニールなどに付着していた。このコンテナは先月、台湾の高雄港を出港し、今月３日に東京の青海ふ頭で陸揚げされた後、常陸太田市に運ばれていた。

　国内でヒアリが確認されたのは８か所目で、内陸部での発見は２か所目。環境省はヒアリがいる中国や台湾などからの物流が多い全国６８の港を中心に調査を強化していて、青海ふ頭でも緊急調査を行う方針。