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500年以上続く雨乞い「岳の幟」 上田市

2017年7月16日 13:31
500年以上続く雨乞い「岳の幟」 上田市

 長野県上田市の別所温泉では、500年以上続く伝統の雨乞い祭り「岳の幟(たけののぼり)」が行われた。

 16日は、午前5時半に祭りの役員が夫神岳の山頂にあるほこらで五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願すると、奉納した反物で長さ約6メートルののぼりを作った。

 別所温泉がある長野県上田市の塩田平では、16世紀初めの大干ばつの時、山の神に雨乞いの祈願をしたところ雨が降って作物がよみがえったと伝えられている。それから祭りは500年以上続いていて、国の選択無形民俗文化財に指定されている。

 のぼりは温泉街まで行列をつくって山道を下った。温泉街では女子児童40人ほどがささら踊りを披露し、大勢のアマチュアカメラマンなどがシャッターを切っていた。