あふれる災害ゴミ…先の見えない生活再建
九州北部豪雨から12日で1週間。現地の様子を「NEWS ZERO」の小正キャスターが福岡県朝倉市から伝える。
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12日は強い日差しの中、いたるところで泥をかき出す作業が行われていた。建物の倒壊が見られない地域でも、多くの家が浸水。家の前には、使えなくなった家財道具が並べられていた。タンスには泥がつき、畳も泥水につかって、処分せざるをえないという。
取材させていただいた家では、12日、ボランティアが20人ほど入って作業を手伝ったそうで、とても助かったとおっしゃっていた。
一方、災害ゴミが集められる場所では、家財道具などを積んだ車が長い列をつくっていた。その場所では、一度、災害ゴミが入り切らなくなり、大きなトラック20台ほどで、別の場所に運び出し、受け入れをなんとか続けているという状況だった。
畳を外してしまった家では、今夜はその部分に別の板を敷いて寝るという。
いつ元の生活に戻ることができるのか、まだまだ先は見えない。