九州北部を襲った記録的豪雨から１２日で１週間となる。被災地では、捜索活動が続く一方で、り災証明書の発行など、生活再建に向けた動きも出てきた。

　福岡・朝倉市では、連日、厳しい暑さの中、捜索が続けられている。福岡県内では、これまでに２２人の死亡が確認され、行方不明、連絡がとれない人は２２人になっている。

　一方、生活再建に向けた新たな動きも出てきた。朝倉市役所ではり災証明書の受け付けが始まり、次々と住民が訪れていた。

　り災証明書の申請に来た人「私たちの地区は、土砂に埋まったり、（住宅が）全壊、半壊、住める状態じゃない。まだ先が見えない、どういうふうになるのか。もし、仮設（住宅）ができたらそちらに行かないと。娘に迷惑をかけるわけにいかない」

　１２日で発災から１週間を迎える被災地。元の姿を取り戻すまで息の長い支援が求められている。