日本から多くの企業が参加するロシア最大規模の国際産業見本市が１０日、開幕した。日本は今回の参加を通して、安倍首相が掲げる経済協力を進展させたい考え。

　ロシア中部のエカテリンブルクで１０日に開幕した産業見本市「イノプロム」では、日本が２０か国以上の参加国の中で最大の展示スペースを与えられる「パートナー国」に初めて選ばれた。

　会場では世耕経済産業相が自ら、プーチン大統領や経済閣僚に商品や技術を売り込んだ。日本政府は出展を通して、安倍首相が掲げる８項目の経済協力プランの具体化を目指していて、出展されている商品のほとんどがすぐに販売できるものだという。

　世耕経済産業相は、今回の参加によって「経済協力プランを大きく前進させる」と意気込みを語った。