×

「ヒアリ」内陸部で初確認 拡散防止に全力

2017年7月11日 2:17
「ヒアリ」内陸部で初確認 拡散防止に全力

 強い毒を持つ外来種の「ヒアリ」が愛知県春日井市で見つかった。内陸部でヒアリが見つかったのは全国で初めて。

 10日に開かれた会見で、愛知県や環境省などは、今月6日に春日井市の倉庫から見つかったアリが、強い毒を持つ「ヒアリ」であることを確認したと発表した。外来種の「ヒアリ」は先月、兵庫県で国内で初めて確認されて以降、名古屋港や東京港など全国の5か所で見つかっていた。ヒアリの内陸部での発見は全国で初めて。

 今回見つかったヒアリは、中国の南沙港を出て香港経由で名古屋港に来たコンテナで春日井市の倉庫まで運ばれたとみられている。

 現在のところ、女王アリは確認されていないということだが、環境省などは現場周辺に殺虫成分入りのわなを仕掛けるなどして、拡散防止に全力をあげるとしている。