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米中首脳会談 北朝鮮圧力強化を巡り平行線

2017年7月9日 6:37

 アメリカのトランプ大統領は8日、中国の習近平国家主席と2度目となる首脳会談を行い、北朝鮮への対応で緊密に連携することで一致した。しかし、圧力の強化を巡っては互いの主張は平行線のままだった。

 トランプ大統領「北朝鮮問題は何らかの対処をしなければならない。我々は最後には成功するだろう」

 習主席「私たちの間にはいくつかの敏感な問題が存在している」

 ホワイトハウスによると両首脳は北朝鮮問題で突っ込んだ議論を行い、トランプ大統領は核とミサイル開発につながる北朝鮮の資金源を絶つよう求めたという。一方、中国・国営の新華社通信によると習主席は「対話と協議によって解決することを堅持する」と述べ、経済制裁などさらなる圧力の強化には慎重な姿勢を崩さなかった。

 結局、両首脳は緊密な連携を確認するにとどまり、圧力強化を巡る互いの主張は平行線のままで進展はなかった。