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「宗像・沖ノ島」全てで世界遺産登録なるか

2017年7月8日 15:50
「宗像・沖ノ島」全てで世界遺産登録なるか

 ユネスコの世界遺産委員会で新たな世界遺産に登録するかどうかの審議が始まり、福岡県の「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が構成する8つの資産全ての登録が認められるかが注目される。

 福岡県の「宗像・沖ノ島と関連遺産群」は4世紀から9世紀にかけて、航海の安全を祈る大規模な祭祀(さいし)が行われたことで知られ、8つの資産で構成されている。ユネスコの諮問機関は4つの資産については「世界遺産にふさわしい」と勧告した一方で、その他の4つの資産については除外すべきとしている。

 ポーランドで行われているユネスコの世界遺産委員会では、33件について新たな世界遺産に登録するかどうかの審議が始まり、日本時間の9日までには結論が出る見通し。国や福岡県などはできるだけ多くの資産の登録を求めていて、全ての登録が認められるかが注目される。